サタデーナイトはどう遊ぶ?バギオの定番ナイトライフと言えばこれ
ナイトライフの定義がそもそもよくわかりませんが、土曜の夜はみんなたいてい全力でハジけています。檻から放たれたライオンのごとくです。お酒も平日飲めませんしね。
典型的な土曜夜のパターン
典型的な夜遊びといえば、どこかで夕飯を食べた後、パブの「レッドライオン」で飲み、クラブの「スペード」に行って朝までダンスに明け暮れるというのが常道です。少なくとも僕の周りでは。レッドライオンの代わりにホテル「シティライト」のパブで飲み、朝方までやってるセッションロード入口付近の「ZOLA」で飲むパターンもあります。レガルタ通りに立ち並ぶ韓国料理レストランも深夜遅くまでやっており、そちらに流れ込むこともあるでしょう。僕は最初こそみんなに付き合って常道を突き進もうとしましたが、根がコミュ症なので無理でした。遅くとも深夜2時には学校に帰っていました。
レッドライオン。これは確かソージュー(韓国の酒)。酒の種類が豊富
スペード。夜10時くらいから盛り上がり始める。パープルという別のクラブもあるがスペードに比べると盛り上がりに欠ける
ナイトマーケットに一度だけ行ってみる
安めの服やアクセサリー、靴を販売するナイトマーケットが確か夜11時か12時くらいまでバンハムパークの横の道で開催されます。なんか、コレっていう、こう欲しいモノが見つからないんですよね。「これ、似合うんじゃない?」って友達にへんてこなタンクトップを勧めて笑いあったり、そんな楽しみ方しか僕はできませんでした。
とにかく長い。お祭りっぽくて楽しい。
カップル御用達のホテル
学校内で付き合い始めたカップル(生徒たちはそれを「パインスマジック」、略して「PM」と呼んでいた。略す必要があるのだろうか)や、「スペード」で踊っているうちにイイ感じになってしまった、うらやましすぎるハレンチで青春な即席カップルなんかはパインスからほど近い「ハリウッドホテル」、まぁ要はラブホですよね、でコトを済ませます。そういう話をルームメイトや友達から聞くたびに、僕は心のなかで「F*ck!」とつぶやいていました。
いわゆるナイトライフ
一方、いわゆるナイトのセクシャルなライフ、つまり女性にお金をお渡ししてどうのこうのというお店は「モンロー」になります。不思議なことに学校内には必ずと言っていいほどバギオの性産業に精通しておられる先輩がいらっしゃいます。先人が開拓して得た知識は校内で引き継がれているのです。ぜひ、そういうエロそうな顔をした人を見つけて、こっそり聞きだしてみましょう。「お、ここにも仲間がおったかぁ、えへへ」と先輩も喜ぶはずです。
モンローでは、ひとりの女性が何人か踊るのをお酒を飲みながら眺めます。しばらくすると数十人の女性が舞台の上に並ぶのでお気に入りの女性を選びます。その後はVIPルームに移動し、コミュニケーションです。
もう一つは「ビキニバー」というジャンルのお店があります。女性が踊っているのを眺めたり、数人の女性からひとりを指名して隣に座ってもらいます。適度に女性にお酒をおごりつつ、会話を楽しんだり、電話番号を聞き出して後日一緒にデートしたりできます。ルームメイトの韓国人はうまいこと番号を聞き出し、旅行に一緒に行く約束までも立てていました。くっそー、そこそこイケメンだからって。
実は、パインスの近くにあります。チャピスヴィレッジを出たらマルコスハイウェイを右に進みます。15分ほど歩き「ピュアゴールド」という大型のスーパーマーケットを少し過ぎた左手にあります。ゲイバーもすぐ近くなので間違ってそっちに入らないようにしてください。
ゲイバーにはやっぱり行ってみたい
日本だと新宿2丁目のゲイバーに行くにはちょっと勇気がいりますが、フィリピンという異国の地で、しかも学校の友達と一緒なら気軽に行けます。いや、そんな気軽ではないか。ココも上で説明したピュアゴールドの少し先を行った辺りにあります。
合計10人くらいでしょうか。たくましい体をした男たちが1人ずつ小さな舞台の上でポージングを決めていきます。どうやらパフォーマンスをしている人はノンケで、「ゲイのお客さんをもてなす」のがコンセプトだそうです。お客は僕らしかおらず、見ている側といえば、舞台の人そっちのけでお酒を飲んだり話したり、たまに凝視したり、そんな感じでした。